Руфина
ルフィナ
アズウィグ<塔>所属/第0級能力者
「あらゆる流体を操る」能力
流体のような動きをするあらゆるものを操る能力を持つ。
ルフィナの操る「流体」は力学上定義されたものに限らず、「流体のような動きをするもの」全般まで作用するため、比較的粒子が大きい砂や雪といったものも自在に操ることが出来る。
操る量の上限については今だ判明しておらず、少なくとも水ならば600t分動かせることが確認されている。
範囲についてはおおよそ50mが上限だが、例えば操作対象となる流体の大部分が60m先にあったとしても、その一部がルフィナの効果範囲に存在すればそのまま大部分を手繰り寄せて操ることが出来る。
公には存在していないことになっている、第0級能力者の1人。
太平洋沖のどこかの海底にある<隔離塔>に幽閉されている。
かつては特例1級として地上で活躍していたロシア人超能力者。
喧嘩っ早い性格ですぐに手が出るほうだが、自らの哲学に基づき義理と情で動く人物だった。
乱暴さは目立つもののその能力の強さと汎用性からあらゆる業務で引っ張りだこで、どの部署の人間にも信頼されていた。
しかし任務を遂行するうち徐々に粗暴で凶悪な言動を繰り返すようになり、ついに殺人まで厭わないようになってしまった。
果てに暴走し、能力を行使する彼女を止める為に職員■■人が犠牲となった事件が起き、<隔離塔>及び「第0級」枠設立の直接の原因となった。
彼女の能力行使を阻止するためだけに、<隔離塔>は海水に面した壁と実際の居住区までに7枚、厚さ計70mの防護壁が建設されている。
「お前は猿だ、猿に名乗ってやる名前なんかない。失せろ」
「チッ……あのクソ尻軽女!何故殺さない!!あれを生かして何の得がある!……死ね!消えろ!!」
「もっと早く私が生まれていれば!冷戦なんて起こりようもなかった!どちらも海の藻屑にしてやっていただろうからな!」
「気色悪い、人間のフリをした化け物め。人の心を解するならお前を嫌う私に近づくな!」
「…………。(日記を書いている。時折眠気を覚ますためかのように、ペンを手に突き刺している。)」