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与えられた聖戦

紅玉系第4惑星「プリフィクスター」にてクーデターが発生してから、7年の歳月が経った。

プリフィクスター情管局長官の息子ハナキィは、父が遺した置き土産と共に災禍から逃れ、

隣星である紅玉系第5惑星「カタルシスター」にて“悪魔狩り”として生き残っていた。

目的も無く、ただ「死ぬなよ」と言われるがために生きている少年は、とある悪魔との出会いから、

与えられた聖戦に巻き込まれていく。

正負の境目

カタルシスターで暮らす郵便配達の青年、レファ。

ひょんなことから彼は、一つ目の少年ロゼと出会い、共に行動をする友人となる。

時を同じくして、街には「暗黒物質の噂」が流れ始めた。

曰く、それは人に憑りつく。曰く、それは一つ目。曰く、それは侵略者である──

「一つ目の少年」ロゼを狙う「暗黒物質」たち。

それでもレファは、ロゼの手を離さない。

だって友達なんだから。

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