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紅玉惑星系

恒星イロニエ(別名紅玉星とも呼ばれる)を中心に複数の惑星から形成される惑星系。

そのうち知的生命体により文明が築かれたのは、第4惑星「プリフィクスター」と第5惑星「カタルシスター」のみである。

カタルシスターでは自然の理を魔法として解釈し、プリフィクスターでは科学として解釈した。

2つの惑星は7年に1度の周期で最も接近し、星間移動が最も行われる時期でもある。

プリフィクスター

巨大な氷塊が核となり形成されている惑星。氷塊から地表までガスの層と固形の殻状の層とが入り混じっており、

400年前には大規模な地殻変動が起き多くの死者がでてしまっている。

以降ずっとあらゆる権力者により惑星地表固定政策が行われており、現代では技術によって星を制御するに至った。

元々は冷気漂う星であったが、惑星開発にともない地表付近は気温が上がり、様々な生物が住める環境となっている。

プリフィクスターの住民たちは元はカタルシスターからの移動者と言われており、特にカタルシスターで発展した

「魔法」文化に適応しない個体が中心となり移住したと考えられている。

当然「魔法」を使える個体は数が少なく、また科学技術で補う文化が発展しているためコピー能力の使い手も多くはない。

カタルシスターでは中央政府を筆頭にあらゆる地区の社会集団をまとめる形で統治されているため、扱いとしては星1つに国1つ。

プリフィクスターの魔法文化や精霊といった存在を科学体系に組み込み解明することが科学者たちの間でブームらしく、

数年前までは盛んにプリフィクスターとの交流が行われていた。

カタルシスター

紅玉系の中で最も古くから生き物が住んでいるとされている惑星。全て星の理は魔法という形で体系化されており、

根本的にプリフィクスターの科学による理の体系化と異なる。

地域によって季節や気候の差はあるものの、地表の多くが生命が住むに適した気候である。

「神」「精霊」といった人でないものが実在し、多くはないがそれらと接触可能な人々が社会集団の上位に位置する傾向がある。

自然災害等は「土地に住む精霊が引き起こすもの」であるため、精霊との関係が良好な地区・国では災害が起こることは無い。

主に信仰する対象によって集団が形成されているため、星内にいくつもの国家が存在する。

絶対的な上位存在として神や精霊を位置付けており、それらにとって益にならないため戦争や侵略は忌み嫌われている。

そのため国家間で極端に仲が悪い関係は存在せず、しかし同時にどの国も他国への興味があまりない。

例外として、星内最大勢力である生と死の女神を信仰する国々が集まった連合国がある。

また、連合国は惑星内はもちろん惑星外であるプリフィクスターとの交流もあった。

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