ハナキィ
プリフィクスター出身の少年。
戦火から逃れるため、3年前にカタルシスターにやってきた。
父から持たされた軍用術式対応型対物ライフル「G-ライフル」を駆使し、
相棒"サナナ"とともに悪魔狩りとして生計を立てている。
生きようとする意識が薄く、うっすら死に場所を探している節がある。
でも今死ぬとサナナが野放しになるので死ぬに死ねない。
苦労人で不幸体質でツッコミ気質だが、一周回って慣れてきたので
最近は少しボケをかますようになってきた。
「俺はハナキィ。悪魔狩りだ。必ず生きて帰すから、今は俺の指示を聞いてくれ。」
「……死に損なったなんて言える訳が無い。戦ってないんだ。逃げてきただけなんだ、俺は……」
「反省しろバーーーーーーーカ!!!」※サナナ相手
「角生えててなんか邪悪なオーラ出してる奴が何事もなくスーパーで買い物できると思うなよ」※ザスト相手
サナナ
ハナキィと共に行動する枝生物(ヒューマノイド)の少女……?
その正体はプリフィクスターにて秘密裏に製造されていた兵器。
自立思考人造精霊兵器製造プロジェクト「エレカ=バイア」にて
製造されたもののうち、実用化まで漕ぎつけた数少ない個体。
正式名称は「Obj.(オブジェクトナンバー)00047377」。
ある程度は情動の真似事が出来るため、感情を持った一生命体のような
振る舞いが可能。ただし自認は兵器のため倫理観はかなり薄い。
倫理観が薄いなりにハナキィのことは大事な様子。
「コ~ズ~ミ~ックウルトラ美ッ少女~♪ことサナナちゃんだぜ、ひれ伏せドブ共」
「ハナキィに怒られるから大人しくしてるぜ。怒らないなら鏖もやぶさかではない」
「めちゃくちゃ怒られたぜ………………」
「5秒も反省したぜ。ウチ史上最長記録の更新ぜ」
ザスト
魔界の東の地を治める13番目の魔王(悪魔)。
普段は右頬の悪魔の印と三本の角を特殊な包帯で隠し、「戦闘で右半身に怪我を負った退役軍人」を騙り人の世に現れている。
訳あってハナキィと悪魔の契約を交わし、共に行動をするようになる。
強大な悪魔であるわりに感性が普通のおじさんみたいなところがある。
戦うこと・己を強くすることが好きなのでプリフィクの科学文明・兵器に興味津々。
一度ハナキィのG-ライフルを分解しようとしてバチクソ怒られたことがあるが、
当然魔王がそんなんで懲りる訳ないので次の機を窺っている。
「ザウーロートの悪魔術本か、あの誤謬だらけの本がまだ出回っているとはな」
「まだなにもしてない……(ハナキィに銃口をつきつけられながら)」
「面白半分で俺の召喚陣を描くな!!どこでもびっくり箱じゃねえんだぞ!!」
「いい加減にしろクソガキ共ーーッ!!」
ハノラ・セロ
魔王ザストに仕える上級悪魔。
ザストに心酔しており、ザストが絡むと様子がおかしくなる。
ザスト本人からはちょっと引かれているものの、忠誠心は認められている。
ザストと契約したハナキィを気に入らないと思いつつも、隣にいるサナナの方がよほど無礼な態度をとるので相対的に見てハナキィのことは「まだマシ」と判定している。
魔法に関して天賦の才があり、若干プライドが高い。
調子に乗って一度ベリアロードに挑むもあっけなく返り討ちにされたため、ちょっと逆恨みしている。
「畜生の分際でザスト様のご尊顔を拝見できるのだから、むせび泣き喜ぶのが筋だろう?」
「時間を凍てつかせるとはどういうことか、身を持って体験させてやろう……!」
「あっザスト様、こいつ不敬です。処刑しましょう」
「ハナキィ、先日分のザスト様日報が出ていないぞ。えっザスト様に止められた?なんで……?」
ベリアロード
魔界の魔王「ティロ」に仕える上級悪魔。
次期魔王候補の一人。
慇懃無礼でサディスト。強者を屈服させることが趣味。
屈服させられ自称下僕になったものが悪魔天使ヒト問わず大勢いるが、
本人は屈服させた後の弱者に興味がないので放置している。
一度ハノラに挑まれ返り討ちにしたが、以降ちょくちょく噛みついてくるので暇つぶしにボコったりしている。
主に対してそれなりに忠誠はある方だが、扱いは雑。
お菓子作りが得意。
「ええ、暴食の魔王に仕える悪魔といえば、私のことでしょう。ベリアロードといいます。お見知りおきください」
「ふふ、命乞いですか。浅ましい畜生としては及第点ですが、戦士としては失格ですね?」
「ティロ様、口を開けてください……何を放り込んだかですって?先程の料理で出た生ごみですが」